【既婚ゲイ】もし父親がゲイ(同性愛者)だったら・母親がレズビアンだったら(LGBT、セクマイ)

今日は、ちょっと変わった内容の話をしたいと思います。

「もしも、自分の父親がゲイだったら、どう思うか」について。

息子(子供)がゲイだったら

ゲイの友達や、他のセクマイ(性的少数者)の友達と、話をしていると、

「もし自分に子供がいたとして、子供がゲイ(同性愛者)だったら、どう思う??」

とかいう、なぞに真面目な話になることがあります。

 

多くの人は、「もちろん、理解してあげるよー」と答えますが、

まあ想定内の答えというか、他でもなく自分が当事者だから、そういう答えになるだろうと思います。

 

やっぱり、当事者として、「実の親に理解してほしい」という感情が働くからだと思います。

 

親が既婚ゲイ!?

一方で、不思議なことに、

「自分の親が、性的少数者だったらどう思う??」という質問は、ほとんどされることがありません。

 

おそらく、LGBT当事者たちも、どこかで、「自分の親は、間違いなくノンケ(異性愛者)である」と思い込んでいるからだと思います。

 

でも、現実的な話をすれば、「自分の父親がゲイ(既婚ゲイ)」(または、母親がレズビアン)の可能性って、あるわけで、、、

(※様々な事情から、異性との結婚という道を選んだ方々がいます)

 

「もし、父がゲイだったら、どう感じるか。」

 

「父からカミングアウトされたら、どう思うか。」

 

僕なりに、率直な感想を書いてみたいと思います。

(実際に、僕自身の家族を想定し、僕の父親がカミングアウトしてきたと考えて、記事を書きたいと思います。)

 

3回流れる涙

父親から、「たつや。父さんは、実はゲイなんだ」とカミングアウトされた僕。

 

僕は、「えっ?」って、わが耳をうたがったあと、

しばらく黙りこんで、

 

それから、

涙を3回流すと思います。

 

1回目は、父に対して。

2回目は、母に対して。

3回目は、社会に対して。

 

お父さん、ありがとう。

お父さん、お疲れさま。

 

ほんとうにお疲れ様。

そう、お父さんに言ってあげたい。

 

よく、ここまで耐えてきたね。

色々と我慢してきたこと、抑えてきた思いが、たくさんあったよね。

ほんとうにお疲れ様。

 

今日、こんな形でカミングアウトしようと思ったのは、

なにかあったの?

きっかけでもあったの?

 

きっと、今まで積もりに積もった思いを、吐露したくなったんだよね。

誰にも相談できず、ひとりで抱えていたんだよね。

 

お父さんは、真面目で、勤勉な性格だから、

浮気や不倫に抵抗があって、きっと、彼氏を作ることも、ゲイの出会いの場に行くこともできず、

一人で悶々と、過ごしていたんだと思う。

 

やっぱり親子だね、

そういう真面目なところは、僕も引き継いでいるよ、お父さん。

 

お父さんは、家族に対して妙に優しすぎるところがあったけど、

今思うと、何かを隠すためか、罪悪感ゆえにそうふるまっていたんだね。

 

かと思えば、時々、ものさびしげに、何もない宙をじっと見ることもあったよね。

顔は笑っていても、心から笑ってないというか。

色々と考えていたんだね。

 

僕が中学生の時、

お父さんは、お母さんへの対応がひどくなったよね。

何かにつけて、お母さんにあたったり、イライラしたり。

 

僕は、反抗期に入っていたから、そんなお父さんに反発するようになった。

お母さんに優しくできないような父親なんか、家に帰ってくんなって、正直思った。

 

でも、もしかして、イライラの原因は、自分を押し殺す辛さゆえだったのかな。

 

お母さんと喧嘩をする度に、すべてを無にしてしまうことだってできたはずだ。

怒りにまかせて、別れを切り出すことだってできたはずだよね。

でも、それをしなかった。

 

僕を、こうして大人になるまで、しっかりと育て上げてくれた。

本当にありがとう。

 

お母さん、ありがとう。

2回目の涙は、母に対して流すと思う。

 

おかあさん、

おかあさん、、

おかあさん、、、

おかあさんの人生は、一体、なんだったのだろう。。

 

お母さんが、お父さんを、この上もなく愛していること、

それは、子供の僕から見ても十分わかっていたよ。

 

家族の中で、一番最初に起きて、一番最後に寝る。

お父さんが、飲み会で帰りが遅くなった時も、ずっと、お父さんの帰りを待っていたね。

 

僕が、試験勉強で夜遅くまで起きていた時、

「これぐらいしか、してあげられないけど」と、夜食を持ってきてくれたよね。

「たつやが起きてるなら、お母さんも起きとく!笑」なんて言ってくれてたけど、

実は、お父さんの帰りを待っていたの、知っているよ。

 

僕が中学生の時、お父さんからの対応がひどくなったよね。

お母さんは、「お父さん、きっと仕事で大変なのよ」とか、「お父さんは、更年期に入ったのかね〜」なんて言ってたね。

お母さんは、優しすぎるよ。

 

一度だけ、芸能人のスキャンダル報道を見て、

「不倫されたら、つらいよね」って、ぼそりつぶやいていたね。

普段、ポジティブで明るいお母さんが、神妙な顔してたから、すごく印象に残っているよ。

 

おかあさん、勘がいいから、薄々気づいていたんじゃないかな。

 

お父さんを想い、

お父さんと築き上げてきたつもりだった、この家族、、、

近所からは、仲良さげな家族とみられている、この家族、、、

 

お母さん、本当にありがとう。

 

社会よ、もっと・・・

そして最後に、3度目の涙を流してしまうと思う。

 

どうか、社会よ、父と母を、解き放ってほしい。

見えない抑圧で、人の人生を、「こうあらねばならない」「こう生きるのが当然なんだ」といった規範で覆うのではなく

もっと、生きやすくして、、、、

 

もし、来世というものが存在するのであれば、

願わくば、お父さんには、アイデンティティとしてのゲイライフを送ってほしいと思う。

そして、お母さんには、身も心も愛してくれる男性と添い遂げてほしいと思う。

 

どうかお願いします。

 

お父さん、大好きだよ

お父さんが、ゲイであろうが、なかろうが、

僕にとって、唯一無二のお父さんであることに変わりはないよ。

 

小学生の時、運動会の親子二人三脚で優勝したのは、すごく嬉しかったなー

中学生の時は、正直、お父さんのこと疎ましく思っていたけどね笑

 

高校生の時、お父さんの職場を見学しに行って、懸命に働いている姿をみて誇らしく思った。

東大に受かった時は、「そうか、良かったな」って、口数少なげだったのに、職場で自慢してまわってることが後でわかって、笑っちゃったよ。

 

お父さんとの思い出は、決して色あせることはない。

 

くそ真面目ゆえに、

彼氏も作らず、浮気もせず、一人で悶々と過ごしてきたお父さん、

本当にありがとう。

 

そして、大好きだよ。

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