【前編】ニセのゲイサイトとの出会い・だまされた話

大学に入学して、まもないころの話をしたいと思います。

はじめに

正直、恥ずかしい部分も多く、記事にすることに抵抗はあります。

でも、誰かに伝えることで、似たような思いをすることを防げるのではと思い、書くことにしました。

 

この出来事は、今読んでくださっている、あなたにも起こりうるものだと思います。

恋愛だけでなく、金銭や取引など。

 

ぜひ、自分事だと思って読んでくださると嬉しいです。

 

僕自身、まさか、自分がダマされるなんて思ってもみませんでした。

(↑実は、そう思っている人に限って、ダマされやすいそうです。)

 

特に、今から大学生になろうとしている子や、大学生になったばかりの子、まだ世間が分からないウブな子などに、読んでほしいと思います。

 

大学に入学して

しばらくは、慣れない1人暮らし、履修登録、友達作りなどで、忙しくしていました。

 

ですが、いつも心の片隅に、高校の友達への想いが残っていました。

 

自己紹介のところでも、軽く触れていますが、僕は、彼とともに東大に行きたくて、受験勉強を頑張っていました。

 

彼に、「東大に一緒に行こうよ」と言われたのは、たしか、高1の終わりごろ。

それからは、部活だけでなく、勉強も一緒にして、「大学に入ったら、どこどこに遊びに行こう、これ買いに行こう」とか、語り合っていました。

 

でも、結局、彼と僕は、別の道を歩むことに

 

片思いの終焉

しばらくは、連絡をよく取り合っていました。

「サークルに入った?」とか、「授業はどう?」とか。

 

しかし、それぞれに友達ができはじめ、連絡する口実も用事も無くなると、徐々に連絡をとらなくなりました。

 

叶うはずもないと分かっていた恋だけれど、少しずつ疎遠になっていくという形で、自分の気持ちに終止符を打たねばなりませんでした。

 

心にすっぽりと穴があいた感覚

生きているのに、なんだか生きていないような感覚、そんな感じです。

 

世間では、「東大生のなかには、東大に入って終わりの人間がいる」と、非難されることがあります。

まさに、僕もその一人でした。

 

何のために、東大に入ったんやろって

彼のいない東大に、なんの意味があるのだろう。

アホだと思われるでしょうが、「東京大学に入る = 彼と一緒に過ごせる」みたいに、幻想を抱いていました。

 

五月祭マジック

 

東京大学には、たくさんの都市伝説があります。

 

そのうちの一つが、五月祭マジックです。

“五月祭(毎年5月に開かれる、東大の学園祭)の後に、複数のカップルがうまれる”という伝説。

 

僕の友達にも、五月祭後に、「彼女ができたー」という人がちらほら現れ始めました。

焦る僕。

報告を受けるたびに、孤独感や寂しさを倍増させていました。

 

「同じクラスの子で、すごくかわいくてな」

「サークルが同じなんよ」

「いや、東大生じゃない。他大の子だよ」

とか、色々と、馴れ初めを聞いていました。

 

きっと、話を聞きながら、さびしそうな表情を浮かべていたんでしょう。

「大丈夫だよ。たつやも、すぐ彼女できるよ」

みな、そう言ってくれました。

 

いや、彼女ができることなんてないんだ。

ただ一人、僕だけが分かっていました。

 

同性愛 恋愛

その2ワードで、ググりました。

 

高校の時の片思いにけりをつけたい

そして大学の友達のように、自分も恋愛したい

そう思いはじめて、必死に検索しました。

 

検索結果の3、4ページ目あたりに、「必ず会える、感謝の声多数」という謳い文句を並べているサイトを発見。(今は閉鎖したようです)

明らかに、怪しげな雰囲気のサイトだったのですが、当時の僕は、それをクリックしてしまうぐらい、傷心し切っていました。

 

メールアドレスと自己紹介文を書いて、送信。

これが、人生初の、恋活サイトへの登録になりました。

 

そのサイトは、ポイント制

登録自体は無料で、あらかじめ500ポイントぐらい配布されていました。

そして、受信したメッセージを開いたり、返信したりするたびに、ポイントを使うというもの。

 

もちろん、ポイントを追加するには、お金を支払う必要があります。

 

メッセージは、突然に。

アカウント登録が完了した瞬間、「あなたにメッセージが届いています」との表示。

 

受信ボックスを見ると、1通のメッセージが来ていました。

 

今思えば、この時点でおかしいと思うべきでした。

アカウントを作成した時に、既にメッセージが来てるなんて、ふつうはありえません。

しかも、僕は自分の写真を登録していませんでした。写真を登録していない場合、メッセージを送ってくれる人なんて皆無ということは、ゲイの世界では、共通認識でしょう。

 

しかし、当時の僕は、ゲイの世界について、右も左も分からない手探り状態

メッセージが来たという一つの‟事実”に、ただただ、テンションが上がっていました。

ラクちゃん
ははは。あいかわらず、哀れなやつやな。
たつや
でたな、毒舌ラクダめ。てか、今日は、登場が遅かったな。
ラクちゃん
今か今かと、タイミングをねらってたんや

 

メッセージの内容

嬉しくて、いてもたってもいられず、すぐにメッセージを開きました。

(その瞬間、当然のごとく、ポイントが消費されます)

 

「もしかして、あなたもサクラなんですか。サクラかどうかはすぐ見抜けますから。」

そんな内容でした。

 

error: 引用転載はご一報下さい。